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2019-02-10

自分の場所で咲く

金曜日、またまた高速道路を走って、またまた大好きなお花屋さんに行ってきました。
今回は以前大変お世話になった友人を連れて。
元々ご近所同士だったお花屋さんと友人、久し振りの再会におふたりの目にはうっすらと涙が…。一緒に来れて良かったなと心から思いました。

自分ではどうしようも出来ない事情でやむなく店を畳んだオーナーさん。地元ではもちろん遠く離れた場所にも彼女のファンは多く、皆に惜しまれながら最後の日を迎えたのは一昨年の大晦日でした。
閉店までの一連の出来事にすっかり疲れてしまった彼女はこれからはゆっくりと過ごそうと思っていたそうです。

そうして迎えた去年のゴールデンウィーク。
花屋はゴールデンウィークは母の日の準備で大忙し。今まで花屋をしてきた20年以上もの間、彼女はゴールデンウィークを楽しんだ事はありませんでした。今年こそはゴールデンウィークを満喫するぞ、沢山遊ぶぞと思っていたはずなのに、何故かよその花屋の様子が気になって気になって仕方がない。なにも出来ない自分がじれったくて最後にはふさぎ込んでしまい全く楽しめなかったんだそうです。

そこで彼女はやっと気が付きました。私は花屋をするしかないんだ、花屋しか出来ないんだと。そう決心して再開に向かって動き出し、7月には今の店舗物件を見つけたそうです。早い!(笑)

築80年の古民家、一部の壁は崩れかけ、ゴミとホコリだらけだったのをひとつひとつ片づけていき、自分たちで出来るところはなるべく自分たちでと旦那様と力を合わせて新しい店舗を造りあげられました。

私も洋裁をやめてしまおうと思ったことがありました。大幅に路線を変更しようと思った時期もありました。でもどうしても出来ませんでした。体調を崩すほどに私自身がそれを拒んでました。
私が作るのをやめた時、私は何者でもなくなるようで怖いんです。

大きな花、小さい花、華やかな花、密やかに咲く花、歌の文句じゃないけれど、世界に一つだけの花はみんなそれぞれ花を咲かせる場所があるんですね。

「私はもう死ぬまで花屋を続けるわ。」

そう言って笑った彼女の笑顔と言葉を忘れないようにしたいと思います。

この写真を撮ったあと、後ろのラナンキュラスの茎を少しだけ切って生け直しました。花がここで咲きたいと言ったように感じたので。

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